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iPhone 5: 期待はしたけど結局無かった特徴について

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ついに新iPhone 5が登場。アップル新製品をめぐってはいつものことですが、あると思っていたのに結局なかった特徴についてケチをつけている人もいるようです。米国のCNETが伝えています。

待ちに待ったiPhone 5が今ここに!さて、これを仔細に見て行くことにしましょう。

iPhone 5の特徴は期待に叶うものだったでしょうか...。古い型のiPhone(または他のスマートフォン)を所有していて、この新iPhoneのアップグレードを長らく待っていた何百万の人々にとって、それはおそらくあまり問題にならないでしょう。しかしiPhone 4や4Sの所有者でアップグレードを迷っている人々にとっては、さらに次ぎの新iPhone(iPhone 5Sとでも呼んでおきましょうか)まで待とうかと思わせてしまうような、肝心の特徴の欠落があったかもしれません。

■デザインに大きな変化はなかった

確かにiPhone 5はiPhone 4/4Sよりは縦長で薄板化しました(18%薄く、20%軽くなりました)。しかし、iPhone 4を縦長にしただけで大きな変化はなかったとも言えましょう。昨年話題に上がった涙型のiPhone 5は空想に終わりました(少なくとも今のところは)。スクリーンは対角線で4インチに大きくなりましたが、単に縦長にするだけではなく、もっと大きくしてほしかったと思っている人は意外に多いかもしれません。

■NFC(近距離通信)はなかった

iPhone 4Sのリリース時も、噂では、NFCが搭載されると言われていました(サムスンのGalaxy S3のようなアンドロイド系スマホではすでに搭載済みです)。これはiPhoneというデバイスが、支払い用デバイス(eウォレット)や自動車のキー代わりになる技術です。新たに登場したiOS 6のPassbookでは、チケット、飛行機の搭乗券、買い物カードなどを電子的に管理できるようになります。これらを可能にするNFCが新iPhoneに加わるとの噂もありましたが、結局それは実現しませんでした。おそらくは、次の新iPhoneで登場するかもしれません。

■高メモリー容量のモデルはなかった

iPhone 4Sが64GBで登場した時、それを歓迎した人はたくさんいました。しかし全ての人が満足したわけではありません。128GBバージョンを求めている人もいるのです。今回のiPhone 5も、64GB止まりでした。

■バッテリー寿命に大きな伸びはなかった

ないものねだりかもしれませんが、高速プロセッサー(A6)とグラフィックスチップを備えつつ、バッテリー寿命もさらに長くしてほしい...。アンドロイド系スマホを超えてはるかに長いバッテリー寿命を望んでいたファンもいました。実際に使ってみてその駆動時間を試してみるまで判断は保留ですが、iPhone 5のそれは、iPhone 4Sよりほんの少しマシになっただけのように思われます。

■生体認証セキュリティーはなかった

これは絶対欲しいというアップグレードではありませんが、パスワード入力する代わりに、指をかざすだけでスマホをアンロックできれば、さぞかしクールだったことでしょう。これはモバイル支払い用NFCと連携する機能でした。伝えられるところによると、アップルは、この特徴に関連した特許を申請中です。しかし製品に採用されるのはまだ先のことのようです。

■内蔵の電磁誘導充電(非接触充電)はなかった

現在、スマホのバッテリーを「ワイアレス」で電磁誘導充電しようと思えば、別に充電用のスリーブ(ケース)と充電用マットを買う必要があります。

PowermatやEnergizerのような企業が、さまざまなスマホ用の電磁誘導充電製品を作っています。しかし、もしスリーブなしで、かつ電磁誘導充電チップがスマホに内蔵されていれば、あなたはマットを買うだけで充電することができます。

ワイアレス・パワー・コンソーティウム(WPC)による電磁誘導充電の新スタンダードであるQi(チーと読みます)は、メーカー各社にQiチップをデバイスに搭載するよう勧めています。そして私たちも、Qi搭載のスマホが市場に出てくるのを待っています(NokiaのLumia920にはワイアレス充電が付属)。残念ながらiPhone 5にそれはありませんでしたが、近い将来、iPhoneにも何らかの電磁誘導充電チップが内蔵されるかもしれません。

これらの「なかった」点のせいで、アップルが何億兆のiPhone 5を売り損ねることになるのでしょうか。それはないでしょう。しかしこの判断については、もう少し時間がかかりそうです。

さて、他にもiPhone 5には「ありそうでなかった」特徴がいくつかありそうです。もしあなたがアンドロイドファンならば、マイクロHDMI出力がないことにチェックマークを入れるかもしれませんね。

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