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iOS 6.1バッテリー消耗問題、マイクロソフト社Exchangeが原因か?

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iPhone、iPadの情報を扱うiDownloadBlogによると、英国のVodafoneは8日、iPhone4Sユーザーに、iOS6.1へアップデートしないよう警告するテキストメッセージを送った模様。同アップデートには、ハンドセットの3Gパフォーマンスに影響を与えるバグが含まれており、バッテリー寿命を減じてしまうものということです。

しかし問題はこれに止まるものではなく、広がりを見せているようです。同Blogは、英国以外の在住者および4Sの所有者ではないユーザーから、同様のバッテリー問題のコメントを数多く受けており、どうやらその原因はマイクロソフト社のExchangeにあることが判明しています。

9to5Macのレポートによると、AOL社は同社従業員らに、iOS6.1バグのため携帯デバイスによる会議の設定機能を一時的に無効とする告知をしたとのこと。Exchangeサーバーの不具合によって、デバイスのパフォーマンス低下、バッテリー寿命の減少が発生したことは明らかでした。

AOLのマイケル・フレカーCIOの社内向けEメールの抜粋の一部があります。

「この問題を調査した結果、最近判明した問題と関係していることが分かった。それはiOSデバイスがカレンダー会議の招待状と同期しながら、ループを繰り返し反復してしまうというものだ。インターネット上では、同様の問題がここ数日のあいだ、複数のメディア宛てにたくさん報告されている」

前述のVodafoneのレポートを別にしても、同CIOの見解は的を得たもので、数多くのユーザーがiOS 6.1アップデート以降、バッテリー問題とパフォーマンス問題を訴えるようになっています。アップルのサポートフォーラムには、「iOS 6.1バッテリー寿命」というスレッドが上がっており、閲覧数は20000件に迫る勢いです。

ユーザー皆が同じ問題を抱えているようで、iOS 6.1アップデート以降、バッテリー寿命の劇的な落ち込みを体験しています。そしてその解決法も同じで、Exchangeを削除し再度アカウントを追加しています。

ひとつ人気のある解決法のスレッドを紹介しましょう。

「アップル社匿名筋からの公式解決法:

iOS 6.1バグは、Exchangeサーバーにつながろうと無限にループを繰り返すもの。残念なことに、再起動するだけでは問題は解決せず、アカウントを削除して問題のある招待レスポンスをキューから外す必要があります。

そのやり方は面倒ですが、効果的です。

- Exchangeのアカウントを削除

- あらためてExchangeのアカウントを作成

- iOS 6.1.1が出るまで、デバイスからの会議出席依頼には反応しない」

このように見てくると、同Blogが昨年10月に伝えたExchangeのバグとじつによく似ています。それは、iOS 6デバイスからの会議出席依頼を断ると、会議キャンセル通知が全社のExchange配布リストに送信されるというものでした。

今のところ公式のバグ修正はありませんが、アップルは今週すでに、iOS 6.1.1の最初のβ版を開発者向けに通知しました。早いことは良いことです。ブラックベリー使用から逃げてきた企業顧客の格好の選択肢となりつつあるアップルにとって、Exchange問題の早期解決は言を俟ちません。

あなたはiOS 6.1のバッテリー問題をすでにご経験でしょうか。

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