アップル、iOS 6.1をリリース - iTunes Match改良も日本では依然未対応
アップルは28日月曜日(米国時間)、iPhone、iPad、iPod touch向けiOS 6.1をリリースしました。数多くのバグの修正やソフトウエアの機能強化がなされ、Siriを通して映画のチケットを買うこともできます。これらの新しい機能についてAppleInsiderが伝えています。
iOS 6.1は現在、「設定」の「ソフトウエアアップデート」からダウンロードできます。アップルは今回のアップデートでいくつかのバグの修正のほか、以下の改良を行いました。
■ LTE対応キャリアの拡大
■ SiriのFandangoで映画チケット購入可能に(米国のみ)
■ iTunes Match登録者はiCloudから個別に楽曲をダウンロード可能に(日本未対応の模様)
■ 広告識別子(Advertising identifier)をリセットできるボタンの追加
アップルはiOS 6.1発表のためのプレスリリースを月曜日の午後に行いました。今回のアップデートでLTE対応のキャリアは、iPhoneは36社、iPadは23社が新たに追加されます。
「iOS 6は世界で最も優れたモバイルオペレーティングシステムです。iOS 6を搭載したiPhone、iPad、iPod touchなどのデバイスはわずか5か月の間におよそ3億台に達しました。ゆえに史上最も人気のあるOSの最新版です。LTE対応を世界中で増やし、高速のSafariブラウジング、FaceTimeでのビデオ通話、iCloudサービス、iTunes、App Storeのダウンロードをこれまでより多くのユーザーに楽しんでいただけます」、アップルの世界マーケティング担当副社長フィリップ・シラー氏はこのように述べています。
iOS 6.1のリリースは、Appleが開発向けに最新のベータ版を発表してからわずか数日後に行われました。土曜日に開発者向けに提供した際、ベータが「最終版」として構築されたことをアップルは明言しませんでした。珍しく週末のリリースだったため、それ以前のベータ版は27日の日曜日に期限が切れるよう設定されている、という事実確認が余儀なくされました。
アップルがiOS 6.1のテスト版のベータ構築を開発者向けに最初に行ったのは昨年の11月です。無料のアップデートは現在、iPhone 5、iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GS、iPad (第3、4世代)、iPad mini、iPad 2、iPod touch (第4、5世代)で利用可能です。