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iOS向けGoogleマップ、新機能をそなえて登場!

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Googleはこのほど、iOS向けに、新たな機能をそなえたGoogleマップをリリース。おなじみの外観に、これまでアンドロイドのプラットフォームでしか手に入らなかった新技術が組み込まれています。これでiOSユーザーは、Googleの既存のウェブ上のアプリよりもアップル社の新iOS 6マップに取って代わる地図アプリを使うことができるようになります。米国のApple Insiderが伝えております。

iOS向けGoogleベクトル式マップ

新しいGoogleマップは、アップルのマップアプリ同様、ベクトル式イメージングを採用しており、ズームインすると新データがインクリメンタル(漸増的)に表示される情報スケーリングを特徴としています。またブロックレベルにズームインするときにのみ現れる3Dの建物モデルをライブで表示することもできます。

iOS 5以前のGoogleマップ(または同社の非常に限られたウェブアプリ)は、建物の輪郭の静止画像を含むビットマップ式タイルをロードするものでした。これら旧式のマップはまた、自由に回転することができず、テキストのラベルは特定のズームレベルに固定されていました。

Googleは以前、アンドロイドのアプリ内にベクトル式マップ表示を内包していましたが、アップルはこのデータを、iOSに標準装備されているマップに使用することはせず、今夏、ベクトル式の独自マップアプリをリリースしました。

ベクトル式マップはきわめて効率的で、ユーザーはオフラインになっても、自由に地図上を巡ることができます。これはGoogleがウェブ上で提供しているビットマップ式タイル(およびiOS 上のGoogleマップの以前のタイプ)よりもはるかに自由度の高いものです。

アップル社のマップは地図の詳細を、オフライン使用時のために、表示したりキャッシュに格納したりします。そして現在では、データ通信が遅い場合でも素早く背景の新データをロードできるようです。しかし新しいGoogleのマップは、以前のビットマップ式のものと比べて飛躍的に進歩しています(とりわけ同社のウェブアプリに比較しても)。

サンフランシスコ、そしてドイツのベルリンにズームインした後、マップアプリをオフラインにしても、Googleマップはデータ通信なしで、両都市のストリートレベルの地図をナビゲートすることができます。しかし、周囲のエリアの地図(および異なるズームレベル)は、アップルの地図ほど鮮明でもないし完全でもありませんでした。iOS向けGoogleマップの機能は、同社のアンドロイドアプリにかなり近づいていますが、両バージョンとも、道路の真ん中に会社のビルがあったり、地名のエラーなどがまだ含まれています。

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