アップル、iOS 6.0.1を公開、年内にiOS 6.1リリースの噂も
アップルは1日(現地時間)にiPhone、iPad、iPod touch向けのiOS 6.0.1をリリースしました。これは仮想キーボードに表れるスクリーンノイズやカメラのフラッシュが消えないなどの細かいバグをいくつか修正したマイナーアップデートです。AppleInsiderが修正内容について報告しています。
iOS 6.0.1は、システムのソフトウェアアップデートを通じて、またはiTuneからダウンロードが行えるようになっています。アップルの発表によれば、このソフトウェアに含まれる変更点は次のとおりです。
●iPhone 5に直接オンラインでソフトウェアをインストールできないことがあるバグを修正。
●キーボードの水平方向にラインが表示されることがあるバグを修正。
●カメラのフラッシュが消えなくなる問題を修正。
●iPhone 5とiPod touch(第5世代)を暗号化されたWPA2 Wi-Fiネットワークに接続するときの信頼性を向上。
●iPhone 5を携帯電話ネットワークに接続できなくなる問題を解決。
●iTunes MatchにUse Cellular Dataスイッチを統合。
●ロックされた画面からPassbookのパスワード画面に入れてしまうことがあるバグを修正。
●Exchangeミーティングに関するバグを修正。
iOS 6.0.1という言葉に最初にお目にかかったのは、先月アップルのiPhone 5のキャリアパートナーが、このソフトウェアを現在テスト中であることと明らかにしたときでした。同じレポートの中で、より大きな改変となるiOS 6.1が、クリスマス休暇後に発表されるだろうと報告されていました。
AppleInsiderでは、先月iOS 6のキーボードのグラフィックノイズを記事に取り上げました。これは、Apple IDのパスワード入力画面で、画面上に歪みが現れることがあるというものでした。これは表示だけの問題であり、iPhone 5に限って見られました。
また、iOS 6のWi-Fi接続に関する各種の問題については、このソフトウェアが9月に発表されて以来、広く報告されてきました。特に、iPhone 4Sと第3世代iPadのユーザーから、Wi-Fi接続ができなくなるという声が寄せられていました。