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ソニーCEO、Xperia ZでGalaxy S4とiPhone 5に勝負をかける!

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ソニーはスマートフォン事業を軌道に乗せるため、フィーチャーフォンを無しにし、スマホのハイエンド機種を打ち出す方向性にあります。米国のGottaBeMOBILEが伝えております。

ソニーの平井一夫CEOは今般開かれたコンシューマーエレクトロニクスショー(CES)で、新モデルであるXperia Zを発表し、今後数か月のあいだ、Galaxy S4やiPhone 5のような他社の旗艦モデルに勝負をかけていくと語りました。

平井氏はBloombergへのコメントで、消費者がお金を払いたいと思うスマホを提供することで、自社の弱体化している部門を立て直していく計画を強調。このためソニーはアンドロイドに目を向けていますが、それは単なるアンドロイド系スマホではありません。フラッグシップとなるようなモデルだと、平井氏は述べています。

「ソニーは、市場においてコモディティー化(汎用品化)するような機種は作らず、ハイエンド機種となるものを作っていく」

ソニーの計画は、「人々をアッと驚かす」スマホを作ること。その戦略の一部は、人々が感情レベルでスマホと結ばれるようにすること。これを実行するのに同社がどのようなプランを立てているのか未だ明確ではありませんが、ユーザーとスマホのつながりを考えれば、アイディアとしては真っ当なものと言えるでしょう。

ソニーは今後、iPhone 5ならびにiPhone 6、Galaxy S4と勝負できるハイエンドなスマホを打ち出していく方針です。しかしソニー製スマホは米国で、携帯キャリア社というハードルに直面しています。

Verizonは現在、全米において4G LTEを最大規模で展開中ですが、ソニー製スマホの取り扱いはありません。SprintとT-Mobileも同様です。AT&Tは、Xperia Ion、Xperia TLなどソニー製を販売しているアメリカで唯一のキャリアですが、いかんせん49米ドルのXperia TLではGalaxy S3やiPhone 5に太刀打ちできません。

ソニーは自社のモバイル部門を立て直すため、Galaxy S4やiPhone 5に匹敵するレベルの旗艦モデルを売り出すことに注力せざるを得ません。

ソニーの新フラッグシップモデルであるXperia Zは今年2013年のCESで、GottaBeMOBILEが選出するBest Phoneという栄誉に授かりました。強力なプロセッサー、美しいHDディスプレイ、防水仕様などがその選出のポイントとなりました。しかし、未だにどの携帯キャリア社が同モデルを取り扱うか分かっていません。ソニーが平井氏の戦略に形を与え、サムスンやアップルを凌いでXperiaが勇躍するためには、複数の携帯キャリアから販売するという戦略が必要になるでしょう。

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