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新型iPad Proの新機能と特徴 2017年モデルとの違いは?

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アップルは10月30日に開催したイベントで、11インチと12.9インチの新型iPad Proを発表しました。昨年のモデルから大きく進化した2018年モデルは、アップル曰く「iPadの歴史をぬりかえる、新しいiPad Pro」。2017年モデルから何が変わったのか?違いをまとめてみました。

発売日

新型iPad Proの発売日は11月7日。Appleドコモソフトバンクauの各オンラインショップで、すでに予約注文が始まっています。

価格

Appleストアでの販売価格は以下の通り。

 

 

64GB

256GB

512GB

1TB

12.9インチ

Wi-Fi

111,800円 

128,800円

150,800円

194,800円

Wi-Fi + Cellular

128,800円

145,800円

167,800円

211,800円

11インチ

Wi-Fi

89,800円

106,800円

128,800円

172,800円

Wi-Fi + Cellular

106,800円

123,800円

145,800円

189,800円

デザイン

11インチ

 

2018年モデル

2017年モデル

重量(Wi-Fi)

468 g

469 g

重量(Wi-Fi + Cellular)

468 g

477 g

高さ

247.6 mm

250.6 mm

178.5 mm

174.1 mm

厚さ

5.9 mm

6.1 mm

12.9インチ

 

2018年モデル

2017年モデル

重量(Wi-Fi)

631 g

677 g

重量(Wi-Fi + Cellular)

633 g

692 g

高さ

280.6 mm

305.7 mm

214.9 mm

220.6 mm

厚さ

5.9 mm

6.9 mm

新しいiPad Proのサイズは、11インチと12.9インチの2種類。ベゼルの幅がかなり細くなったため両モデルともこれまでより小型化しました。特に12.9インチモデルの方は、かなり小さくなった印象です。

デザイン面で最も変化した部分はフレームです。縁から背面にかけての丸みを帯びたデザインが、iPhone 4のような角ばったまっすぐなデザインに変更されました。カラーは、ゴールドとローズゴールドがなくなり、シルバーとスペースグレイの2種類になっています。

ディスプレイ

ピクセル解像度は、11インチモデルが2388×1668、12.9インチモデルが2732×2048と、昨年発売のモデルから変わっていません(画素数はともに264 ppi)。アップルは、新しいiPad Proのディスプレイを「Liquid Retinaディスプレイ」と名付けています。これは「LCDディスプレイの洗練されたバージョン」といったところでしょうか。鮮やかさではOLEDディスプレイに及びませんが、十分に美しい画面です。このLiquid Retinaディスプレイは、iPhone XRにも使用されています。

ベゼルが細くなったため、今年発売のiPad Proからはホームボタンがなくなり、ボタンに搭載されていた指紋認証センサーも廃止されました。デバイスのロック解除はFace IDを使った顔認証で行います。

指紋認証センサーを必要とするアプリを使用している場合は、Face IDでも機能するかどうか確認した方がよいでしょう。機能しない場合は、従来のiPad Proを使い続ける必要があるかもしれません。

また、ホームボタンの廃止により、デバイスの操作はすべてジェスチャーで行うことになります。ジェスチャーに慣れていなかったり面倒だと感じたりする場合は、やはり従来のiPad Proを使い続けた方がよいかもしれません。

カメラ

リアカメラは、昨年と同じく12メガピクセルで絞り値はf/1.8。4K映像を60fpsで、720pのスローモーション映像を240fpsでそれぞれ撮影できます。ディスプレイの上側に設置されたフロントカメラも、7メガピクセルで絞り値はƒ/2.2と、昨年のモデルから仕様に変化はありませんが、iPhone XやXSにも搭載されているTrueDepthセンサーが新たに搭載されています。つまり、ポートレードモードやアニ文字、ミー文字を使った撮影が可能になります。さほど大きな魅力に感じない人もいるかもしれませんが、技術的に進歩していることには間違いありません。

ソフトウェアの面では、Neural Engineを活用したARの機能が採用されるなど、いくつかのマイナーチェンジが施されています。

パフォーマンス

プロセッサは、Neural Engineを搭載したオクタコアのA12X Bionicチップ(4つの高性能コアと4つの省電力コア)が採用されています。アップルによれば、グラフィクス性能は昨年のA10Xフュージョンチップの2倍で、3GB(15,000 x 15,000ピクセル以上)という大きなサイズの写真でも、わずかな遅延もなしに易々と処理できるとのこと。また、A12Xのトランジスタ数は100億、GPUは7コアで、1秒間に5兆回の処理が行えるとのことです。

バッテリー寿命は最大10時間。ストレージは、昨年発売のモデルと同じ64GB、256GB、512GBのほか、新たに1TBが追加されています。

Apple Pencil

新しい平面的なデザインにがっかりした方もいるかもしれませんが、このデザインには実は大きな役割があります。新しいApple Pencilがこの側面にマグネットでぴったりとくっつき、自動的に充電と同期を行えるのです。

USB-C

また、従来のLightningコネクタは廃止され、USB-Cポートに置き換えられました。アクセサリーや外付けモニターへの接続が、これまでより簡単に行えます。iPhoneの充電もできます。

Bluetooth 5.0テクノロジー(昨年モデルは4.2)および最大29バンドのギガビット級LTE(昨年モデルは25バンド)との互換性があり、位置情報システムは、従来のGPSとGLONASSに加えGalileo、QZSSに対応しています。

Apple , TechRadar

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