アップルが次世代iPad miniの製造を前倒しか?・・発売時期は不明
第2世代iPad miniに部品を供給するメーカーが、予想よりも早い出荷に向けて準備を開始している、とあるアナリストが伝えています。ただし、アップルはまだ第1世代モデルを市場に浸透させなければならない状況なので、実際の時間割については不明とのことです。AppleInsiderが伝えています。
RBC Captal Marketsのアナリストであるダグ・フリードマン氏が中国で供給グループ各社の情報筋を訪ねたところ、チップメーカー各社が、既に第2世代のiPad mini向けに準備を始めているとの情報を得たと、CNETのブルーク・クロザース氏が報告しています。
「iPad mini Gen-2(アップルの第2世代iPad mini)は、徐々に前倒しされている。新しい供給会社が何社か増えていて、中でもTXN(テキサスインストルメンツ)の比重が高まっているようだ」とはフリードマン氏の弁。
クロザース氏は、フリードマン氏の"前倒し"という表現は、アップルがiPad miniの製造スケジュールを繰り上げる可能性を暗に示していると考えています。しかし、これがほとんど役に立たない情報であることは気付いています。というのも、次世代iPad miniの発表に関しては、いかなる噂も聞こえて来ていないからです。
フリードマン氏が記事で"TXN"と呼んでいるテキサスイントルメンツ社は、既にiデバイス製品の部品供給メーカーとして重要な位置を占めていますが、今後はさらにその地位を強固なものにするでしょう。これから供給メーカーのリストにどんな"新メンバー"が加わるかはまだ明らかになっていませんが、伝え聞くところでは、これまでアップルは、製品内部の主要部品の供給を、ライバル会社であるサムスンからなんとか切り離せないか模索してきました。
この記事が書かれたのは、「アップルが次世代iPad miniで画面の解像度を上げようとしている。これは第4世代iPadやiPhone 5のようなRetineディスプレイを求める声に応えるためだ」と主張する複数の噂に続いてすぐのことです。
アップルは、未だ世界規模のキャンペーンを実施している真っ最中であり、最近では、中国市場で7.9インチのMac miniを12月から売り出したばかりです。12月18日に報告されたところでは、iPad miniのCellular機能付きモデルのネットワークライセンスが、中国政府の通信機器承認センターに承認されたとのことです。この製品は、アップルのパートナーであるキャリア会社Chine UnicomとChina Telecomからまもなく発売されます。