iPad Air(第4世代)の新機能と特徴、第3世代との比較
Appleはこのほど、約1年半ぶりとなる新型iPad Air(第4世代)を発表しました。「パワフル。カラフル。」と謳われるこのデバイスは、そのフレーズのとおり、最新チップを内蔵し、5色の鮮やかなカラーラインナップでユーザーを楽しませてくれそうです。旧モデルから進化したポイントをみていきましょう。
発売日
iPad Air(第4世代)の発売日は10月とだけ発表されており、具体的な日にちは分かっていません。携帯3社も10月発売と案内していましたが、NTTドコモは9月18日に、iPad Air(第4世代)の発売時期について、「年内に販売開始予定」に変更しました。供給がひっ迫しているのでしょうか。ちなみに、iPad Air(第3世代)が発売されたのは2019年3月18日でした。
価格
Apple Storeにおける販売価格は以下の通り。金額は税込み。
|
Wi-Fi |
Wi-Fi + Cellular |
---|---|---|
64GB |
69,080円 |
85,580円 |
256GB |
87,780円 |
104,280円 |
主な仕様
|
第4世代 |
第3世代 |
---|---|---|
カラー |
シルバー |
シルバー |
容量 |
64GB |
|
画面サイズ |
10.9インチ |
10.5インチ |
サイズ |
高さ:247.6 mm |
高さ:250.6 mm |
ディスプレイ |
Liquid Retinaディスプレイ |
Retinaディスプレイ |
チップ |
A14 Bionic |
A12 Bionic |
バッテリ |
Wi-Fiでのネット利用、ビデオ再生:最大10時間 |
|
Apple Pencil |
第2世代 |
第1世代 |
キーボード |
Magic Keyboard |
Smart Keyboard |
背面カメラ |
1200万画素 |
800万画素 |
前面カメラ |
700万画素 |
|
ビデオ |
4Kビデオ撮影 |
1080p HDビデオ撮影 |
オーディオ |
2スピーカーオーディオ |
2スピーカーオーディオ |
デザイン刷新
オールスクリーンで新しいデザインになった今回のiPad Air。黒いベゼルにフラットなエッジ、マットな色合いなど、今年3月発売のiPad Proシリーズによく似た、魅力的なデザインに仕上がっています。カラーバリエーションも豊富で、シルバー、スペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの5色展開です。
ディスプレイは10.9インチとなり、第3世代の10.5インチから少し大きくなっています。また従来のRetinaディスプレイから、高精細なLiquid Retinaディスプレイに変更。ディスプレイの角は、直角ではなく四隅が丸い曲線になっています。
ホームボタン無しでもTouch ID搭載
そして今回、最も大きな変更点ともいえるのが、2013年発売の初代iPad Air以来、長年、慣れ親しんできたホームボタンが姿を消したことでしょう。しかし、これまでのTouch ID(指紋認証)からFace ID(顔認証)に変わるわけではありません。 今回、Apple史上初めて、タブレット上部の電源ボタンにTouch IDセンサーが内蔵されました。ロック解除は、従来と同じく指紋認証で行います。
超高速A14チップを採用
iPad Air(第4世代)には、最新のA14 Bionicが搭載されています。A14とは、Apple初の5nmプロセスを採用したチップで、118億個もの膨大な数のトランジスタが極めて小さな基板上に集積しています。
iPad Air(第3世代)に搭載の、7nmプロセスで、CPUが4コア構成のA12と比較すると、6コアCPUと4コアGPUで構成された新型iPad Airのパフォーマンスは、それぞれCPUが40%、GPUが30%もアップしているそう。電力効率にも優れているため、バッテリーの持ちにも期待できます。ちなみに、iPhone 11シリーズに搭載されているチップはA13 Bionicです。
解像度が向上したカメラ
第4世代iPad Airの背面カメラは、第3世代iPad Airの800万画素広角レンズから1200万画素にアップグレードし、解像度が大きく向上しています。また4K動画も撮影できるようになりました。
Magic Keyboardに対応
これまでiPad Proでしか使えなかったMagic Keyboardが、今後は新型iPad Airでも使えるようになります。「iPad本体を浮かせて固定する」Magic Keyboard。これに画面上のポインタを合わせて使えば、まるでコンピュータのように操作性もよく、作業の幅も広がることでしょう。快適なタイピングを追求し、かつトラックパッドも搭載しているMagic Keyboard。第4世代iPad Air向け Magic Keyboardは31,800円(税別)から。一方、もう1つのキーボードSmart Keyboard Folioは19,800円(税別)からとなっています。
第2世代Apple Pencilに対応
これまでiPad Proの一部の機種にしか対応していなかった第2世代Apple Pencilですが、ついに今回、iPad Airでも使えるようになりました。機能面では、Apple Pencilの世代間にほとんど違いはありませんが、第2世代はフラットな面を備えているため転がりにくいという特徴があるほか、デバイス本体に磁力で装着してワイヤレス充電できるといった便利さもあります。本体側面の磁気コネクタには充電のほかにも、装着したままApple Pencilを持ち運べるといったメリットもあります。
USB-Cタイプに変更
新型iPad Airでは、従来のLightningに代わり、iPad ProやiPhone 11 Proシリーズと同じUSB-Cタイプを採用しています。
高速充電が可能に
iPad Air(第4世代)には、20WのUSB-C電源アダプタが同梱されています。
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