33%軽量化したiPad5、大量生産は7月開始 9月にも店頭へ
台湾のDigi Timesは20日、第5世代iPadの生産が7月から本格的に開始されると報じました。Digi Timesの情報は、いつもの通り台湾にあるサプライチェーンの匿名の関係筋から得られたもののようです。米国のApple Insiderが伝えています。
Digi Timesによると、次期iPadは早ければ9月にも店頭に並ぶとのこと。タッチパネルにGF2技術が採用されるとともに、ガラス基板の厚さが0.25mmから0.2mmに薄型化するとみられます。
これらの変更によって、次期iPadは一段と薄型化し軽量化することが予想されています。DigiTimesによれば、重さは現行の9.7インチiPadより33%も削減されるとのことです。
また、Digi Timesは、次期iPadがバックライトに単一のLEDライトバーを採用すると伝えています。これまで、Retinaディスプレイを採用したiPad製品はすべて、2つのLEDライトバーを採用していました。
パネルの製造はLGディスプレイ、サムスンディスプレー、およびシャープが請負うとみられていますが、Digi Timesはその他のサプライヤーとしてTPK、中強光電(コアトロニック)、瑞儀光電(ラジアント)、台湾表面粘着科技(TSMT)の名前を挙げています。
Digi Timesが伝えた上記の情報の中には、事情に精通したKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が4月に発表した情報と一致するものもあり、そのことが報道の信憑性をいくらか高めているようです。クオ氏はその他、バッテリーの小型化と、従来より15%細くなったiPad miniのような狭いベゼル(枠)の採用を挙げていました。