iPad 5は軽さと薄さで飛躍、iPad mini 2はRetinaディスプレイ搭載
いくつかの余分をそぎ落としてこれまで以上に薄く軽くなり、デザインも一新したアップルの第5世代フルサイズiPadが、今年中に発売されると見られています。AppleInsiderのレポートです。
KGIセキュリティのアナリスト、ミンチー・クオ氏によると、次期9.7インチiPadは同シリーズの7.9インチiPad miniからデザインのヒントを借りると見られています。そして第5世代iPadは、第3、4世代のモデルと比べて「飛躍的に軽く薄く」なるだろうと予測されています。
さらにクオ氏は、この「iPad 5」がiPad miniの特長の1つである縁の狭いデザインを採用するだろう、と述べています。iPad miniは縁の狭さを補うために、片手で使用している最中のミスタッチを無視できる最新のソフトウェアを搭載しました。
クオ氏は、iPad 5の発売は2013年の第3四半期になると予測しています。最近聞かれる、「第5世代iPadは第4世代iPadの半年後に発売され、以後半年ごとに発売が続くサイクルとなる」という噂とは異なる見解のようです。
クオ氏は昨年「改良版の新しいiPadが2012年末に発売される」ということを言い当てました。この予測がなされたのは昨年3月にiPadがアップグレードされた直後で、しかも、それまでタッチスクリーンタブレットは年に1回更新されるだけだったこともあり、当時は驚きを持って受け止められました。
しかしクオ氏の発言通り、アップルは10月にLightningコネクタと新型プロセッサA6Xを搭載した第4世代iPadの発表を行いました。
クオ氏は、アップルの製品ラインナップに今年、高解像度のRetinaディスプレイを搭載した新しいiPad miniも加わるだろうと予測しています。この次期iPad miniは、フルサイズのiPadと同様に2,048×1,536ピクセルの解像度を持ち、小さな7.9インチスクリーンの中にこれまでより多いピクセルが詰め込まれることになるため、開発者は1つの共有の解像度向けにアプリケーションを書くことが可能になるだろう、と述べています。