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9.7インチ新型iPad、旧モデルから進化した点 iPad Proとの比較

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27日のイベントで9.7インチの新型iPadが発表されました。どちらかというと「遊び」寄りだった昨年発表の旧モデルと比べて、いくつかの点で進化を遂げました。当記事では、旧モデルや上位モデルの10.5インチiPad Proとの比較を交え、新型iPadの機能を見ていきたいと思います。

Apple Storeでの販売価格

9.7インチiPad
2017年3月に発売された旧モデルから価格は据え置きです。

容量

Wi-Fi

Wi-Fi + Cellular

32GB

37,800円

52,800円

128GB

48,800円

63,800円

10.5インチiPad Pro (2017年6月発売)

容量

Wi-Fi

Wi-Fi + Cellular

64GB

69,800円

84,800円

256GB

86,800円

101,800円

512GB

108,800円

123,800円

サイズ

9.7インチiPadの見た目は、旧モデルと全く同じです。10.5インチiPadと比べると、若干小さいものの、厚みがあります。

 

9.7インチ

10.5インチ

重量(Wi-Fi)

469 g

469 g

重量(Wi-Fi + Cellular)

478 g

477 g

高さ

240 mm

250.6 mm

169.5 mm

174.1 mm

厚さ

7.5 mm

6.1 mm

Apple Pencilに対応

新iPadの目玉は何といってもApple Pencilに対応したことです。Apple Pencilは、新iPadと比べて価格が倍近いiPad Proの大きなセールスポイントでしたが、これからはエントリーモデルでも、このスタイラスを使って絵を描いたり文字を書いたりできるようになります。Apple Pencilのモデルは共通なので、いま購入しておけば今後発売されるiPad Proでも使えます。

チップがA9からA10に進化

新iPadのチップは、これまでのA9からiPhone 7と同じA10 Fusionに進化しました。iPad Proに搭載されているA10Xとは異なりますが、A10Xはリリース当時、A9Xと比べてCPUで30%、GPUで40%高速化したとされており、一方のA10は、A9と比べてCPUで40%、GPUで50%以上高速化しています。要するに、A10XのiPad ProとA10のiPadの速度の差はのわずかなものにすぎません。

また、チップが進化したことで、AR(拡張現実)を利用したアプリも「かつてないほど臨場感あふれる方法で」動作するようになったようです。

優れたマルチタスク機能

アップルはiOS 10とiOS 11で、タブレットに全く新しいナビゲーションとマルチタスク機能を導入しました。10.5インチのiPad Proを購入しなくても、9.7インチの新iPadでそのメリットは存分に堪能できます。Slide Over、Split View、ピクチャ・イン・ピクチャ、ドラッグ&ドロップ、そして機能向上したDockなどをiPad Proと同じように使えます。A10チップのおかげでアプリ間の切り替えも瞬時に行えます。

キーボードも引き続き使える

新iPadには、iPad Proには搭載されているSmart Connectorが搭載されませんでした。ただしキーボードを使うことはできます。標準的なBluetoothキーボードを用意し、Smart Coverを支えにすれば、Smart Keyboardと似たような環境が作れます。もちろん、キーボードのショートカットも使用できます。

カメラは変わらず

カメラのスペックは2017年モデルと同じです。前面カメラが800万画素、背面カメラが120万画素です。3年前のiPad mini 4やさらに5年前のiPhone 5sと同スペックです。一方、10.5インチiPad Proのカメラは、前面が1200万画素、背面が700万画素でiPhone 7と同等です。

コスパ重視なら文句なしで9.7インチiPad

iPad Proの方がチップの性能が若干優れ、画面が大きく、ProMotionやTrueToneといったより優れたディスプレイ技術を搭載しています。これらの差が重要な方はiPad Proを購入すべきしょう。しかし、両者の価格差以上に性能差があるように見えないので、コスパ重視なら文句なしで9.7インチiPadをおススメします。

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