法人向けタブレット、iPadのシェアは91% - 米モバイル企業調べ
企業向けにモバイルサービスを販売しているGood Technologyは、12日発表した「Mobility Index reports」の中で、2013年第4四半期に同社サービスをアクティベートしたデバイスのシェアを報告しました。それによると、タブレットではiPadが91%、スマホではiPhoneが54%を占め、iOSがモバイルデバイス全体の73%を占有。法人市場におけるiOSの圧倒的な優位性は未だ崩れていないようです。米国のApple Insiderが伝えています。
Good Technologyは、RIM(リサーチ・イン・モーション)のBlackBerry Enterprise Serverに代わるサービスとして、プッシュメッセージ、デバイス管理、セキュリティ製品などを企業向けに提供しています。従って同社は、Windows Mobile、iOS、AndroidといったRIM以外のモバイルプラットフォームにも対応しています。
Good Technologyによると「iOSのアクティベーションは第4四半期に継続的に増加していた」とのこと。「四半期が始まる直前に2つの新しいiPhoneが発売されたことが要因だろう。デバイスのアクティベーション数は、第1四半期から第4四半期にかけて合計で34%増加し、強く継続的な成長と、良好で安全な携帯ソリューションを採用する傾向が示された」。
「エンドユーザーの要望に応えようと、多くの企業がBlackBerryからiOSやAndroidといった新しいプラットフォームに移行しているため、彼らはデータとデバイスの双方を保護するためにGood Technologyのクロスプラットフォーム・ソリューションを導入している」(Good Technology)
Good Technologyによると、企業における第4四半期のアプリ・アクティベーションは前期比で54%増加し、第3四半期の43%を上回ったとのこと。カスタムアプリの導入は、第4四半期に55%増加しています。
企業が利用するモバイルアプリケーションの、急激な成長の恩恵を最も受けているのは、アップルとiOSプラットフォームで、Good Technologyによれば「iOSデバイスは、最も人気のあるデバイスの上位10位内にランキングされている」とのこと。
一方「Androidのシェアは26%と、四半期ごとに下降を続けている」が、「Windows Phoneは第3、4四半期に、アクティベーション全体の中でしっかりとシェア1%を確保している」とのことです。