アップル、「Life on iPad」を公開 - iPadが可能にした６つの事例を動画で紹介
アップルは、「Life on iPad」というタイトルの新しいページをウェブサイトで公開しました。アップルが予想もしなかったような方法でiPadを使いこなし、人生をより豊かにした人々の6つのストーリーが紹介されています。Mac Rumorsのレポートです。
取り上げられているのは、独シーメンスエネルギー社の風力発電機サービスチーム、米国のスピードスケートのチャンピオン、ブライディ・ファレル選手、カリフォルニア州のパルマッツワイナリー、リビエラレーシングチームのオーナー兼ドライバー、マーク・ポスト氏、ブロードウェイのディレクター兼振付師、ジェフ・ホワイティング氏、そして横浜市立大学消化器肝移植外科の医師、遠藤格氏です。
6つのストーリーではすべて、それぞれの人物や会社が、iPadを使ってどのように人生やキャリア、ビジネス、あるいは他人の人生を向上させたのか、その方法が詳述されています。たとえば遠藤医師の場合は、彼や彼のチームが、iPad用のアプリを開発して手術の複雑さを軽減させた例が紹介されています。
「このアプリは、拡張現実感を利用して、複雑な血管系の画像を手術中に重ね合わせて表示するものです。これにより、特定の血管の正しい位置を詳細に把握し、人の目では見ることができない肝かん流（人為的な血液の流れ）の型を明らかにすることができます。また、特定の血流の場所を表示することで、リスクの可能性をリアルタイムで評価できます。肝臓の血管の視覚化により手術が容易になり、正確な切開を確実に行えるようになりました」（遠藤医師）
新しいページには、10月のiPad Airのイベントで初めて公開された「Life on iPad」のビデオも掲載され、アップルの近年のテーマに沿って、ゲームやメディア消費での使用から、ビジネスや教育のニーズにおけるクリエイションにいたるまで、幅広い目的に対応できるiPadの機能性が強調されています。
