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iOS 6はいかにiPadを変えるのか

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アップルの最新iOS 6には重要な新特徴があり、それはiPadの使われ方を変えてしまうかもしれません。とりわけ4G搭載のiPadの場合です。米国のCNETが伝えております。

毎年恒例となりましたが、新iOSが発表されるたびに、自分たちのデバイスが結果としてどう変わるのかについて思いを巡らさずにはいられません。今回の新iOS 6は、次世代iPhoneが秋リリースとされていることから、その期待をふくらませるものですが、3月にリリースされた第3世代のiPad、Retinaディスプレイを備えた新iPadにとっては、事後的となってしまいました。

iOS 6の新特徴は、iPhoneのありうる姿を変えます。ではiOS 6は、iPadも変えてしまうのでしょうか?答えはイエスです。もしあなたがSiriをよく使う、もしくは4G/3Gの新iPad及びiPad 2を使うのであれば。

4G iPadは真のコミュニケーションデバイス

FaceTimeコールをWifiだけではなく電話回線上でも可能としたアップルの決断に、iPadも含まれています。4G LTEであればより使いやすいでしょう。もっともスカイプや他のサービスはすでに3Gと4G上で動きますが。

Siriと自動車の融合

4G LTE付きiPadを自動車のダッシュボードに載せましょう。アップルの新マップアプリのおかげで、音声指令ができるナビゲーションコンピューターに早変わりです(iOS 6からSiriは新iPadに対応します)。すでに路上ではGPS目的でiPadを使っている人もいますが、その数はこれから増えることでしょう。自動車に統合されるEyes Freeを使えば、長時間運転する際、4GのiPadを接続するのも有用です。

ハンズフリーデバイスとしてのiPad

Apple TVや他のサービスのハンズフリーでのコントロールは、Siriによって可能になるのでしょうか?SiriにはまだAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)がありません。開発者がSiriの機能を自身のアプリにつなげる方式がないのです。しかし、iPadをつないで、スポーツの試合、Eメール、他のデータをチェックするのに、iPadに話しかける様子を想像してみましょう。iPadはiPhoneよりもスクリーンが大きく、目との距離も適当であるため、iPadでSiriを使用することは、手持ちのiPhoneの場合よりも実用的となるでしょう。それでも、Siriを起動するにはホームボタンを押してホールドする必要があります。しかし今後、Bluetoothや他のアクセサリーによって、SiriがiPad上でより使いやすくなることはあるかもしれません。

ラップトップPC代わりの主力としてのiPad

iPadがラップトップPCの代わりとなる点については、ブログ書きにとっては歓迎したいところです。投稿を1本すべて書くことが、たとえ飛行機の中からでも、出来るようになっています。が、iPadで写真をコンテンツ管理システムやウェブサイト上にアップロードするのはいつも一苦労です。iOS 6によって、写真やビデオを直接Safariから(eBay、Craiglist、その他のサイトに)アップロードすることが出来るようになりました。これは結局、仲介となるアプリを使用しなくても直接アップロードが可能になったことを意味します。

オフラインリーダーとしてのiPad

これは微妙なところです。iPadには数多くのリーダー(読書用)アプリがあります。Safariのオフラインリーダーは、Instapaperのようなアプリの存続を危うくするものですが、少しだけ使い勝手がよくなっています。

より良い第2(または第3)のスクリーンとしてのiPad

「iCloudタブ」のような特徴は、複数のスクリーン間でのコンテンツの共有をよ り簡単にしてくれます。iOS 6では、映画『マイノリティ・レポート』のような「どこでもスクリーン」に一歩近づきつつあるのかもしれません。必要な仕事を、デバイスを問わずに放り込んでおけるようになるのでしょうか。iPhone、iPad、MacBook間でアプリや特徴がより統合されれば、その実現可能性も高まることでしょう。

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