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iPad mini Retinaディスプレイモデル、色彩表現はiPad Airに劣る?

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左:iPad mini、右:iPad mini Retinaディスプレイ - Anandtech

Cult of Macのチャーリー・ソロル氏が地元のApple Storeに行き、iPad mini RetinaディスプレイモデルとiPad Airを手にした際、多くのレビューが指摘していない「あること」に気づいたそうです。それは、ディスプレイから放たれる色についてです。iPad Airの方がいくぶん明るく、よりカラフルだとのこと!? Airは、壁紙の色合いもより豊かで、青/緑のアイコンが大きなディスプレイから飛び出てくる印象を受けたそうです。

左:iPad Air、右:iPad mini Retinaディスプレイ。画面左下の赤い三角に注目。 - Anandtech

他方、新しいiPad miniは、解像度だけは向上していますが、旧版のiPad mini同様との印象。

左:iPad Air、中央:iPad mini Retina、右:iPad mini - Anandtech

Anandtechがテストを行ったところ、Airの「色域」はRetina miniのそれより広域だとの結果が出ました。

色域とは、表示される色の範囲を示します。ディスプレイ向けにはいくつかの異なる色域の基準がありますが、sRGB、AdobeRGB、ProRGBなどは、聞いたことがあるのではないでしょうか。AirはsRGBですが、miniはこれに満たず、Nexus 7やKindle Fire HDX 8.9にも劣っています。つまりminiの色域は、これらより狭いということになります。

とはいえ、Anandtechによると、miniの色彩表現は少なくとも正確とのことです。

また、この色域の違いの他に、RetinaモデルのminiはAirより少し動作が遅いという指摘もあり、大小二つの新iPadは、思ったより、それほど似ていないのかもしれません。

左:iPad Air(非光沢フィルム付)、右:iPad mini Retinaディスプレイ(フィルム無)

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