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iPad mini Retinaモデル レビュー:機能は抜群だが、価格設定に問題あり?

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左:初代iPad mini、右:iPad mini Retinaディスプレイ - 日本経済新聞

iPad mini Retinaディスプレイモデルがついに販売開始、やはり待つ甲斐のあった製品となっている模様です。米国の9TO5Macが、いくつかのレビューをまとめております。

フルサイズのiPad Airがより軽量化と小型化を遂げた現在、そのminiについては多くの人々が価格を心配していました。蓋を開けてみるとフルサイズに比べ、1万円ほど安い価格で登場。Airと比較した場合、鍵となる要素はやはり携帯性で、多くのレビュー者らもそこに強い印象を受けています。

では5つのレビューの結論部を見てみることにしましょう。

CNETは値段の高さ、Touch IDの欠如を嘆いていますが、その点を除けばパーフェクトとの評価。

良い点: iPad mini Retinaディスプレイモデルは、iPad Air同様の素晴らしい高解像度ディスプレイを追加した。さらにより高速なA7プロセッサー、改良されたWi-Fi、LTE、バッテリー寿命は、先行機種から飛躍した特徴だ。

悪い点: やはり値段だ。小型タブレット市場の中にあって、399米ドル(41900円)からというのは高い。記憶容量が増え、LTEが付くとさらに高くなる。またiPhone 5sにある、あの革新的なTouch ID指紋認証センサーがない。

結論: 新しいiPad miniは、iPad Airをさらにコンパクトにしたものだが、それで犠牲になった機能は殆どない。以前より高めの価格設定だが、小型タブレットとしてはパーフェクトだと言える。

Gizmodoはスクリーンを高く評価していますが、スピーカーと価格についてはそうでもない様子。

今年のiPad miniは、少し触ってみた後、ほぼ完璧だと感じた。確かに、これは逸品だ。新iPad miniはディスプレイにおいて、ついに昨年のアンドロイドタブレットに追いついた。あるべきはずのものが、ようやく搭載された。

スピーカーの位置は、何をするにもランドスケープ(横置き)にする必要があるので、不都合だ。どうしても手の平がスピーカーを覆うことになり、音がマスクされてしまう。これを避けることができないのは厄介だ。

16GBモデルが400米ドル(41900円)。これも残念な価格設定だ。直接のライバルになる他社の機種で、同じように明るく見やすいディスプレイのモデルは、さらに150米ドルは安い。かなりの開きと言える。Retinaディスプレイは、あるべきはずのものだった。これを新たに追加した為とはいえ、やはり高すぎる印象だ。これで買い控えが起きるとは思わないが、少し気になるポイントではある。

TechRadarもまた、価格を気になるポイントと見ていますが、その他はほぼパーフェクトとの評価。

元祖iPad miniは、私たちを驚かした。そしてiPad mini 2は、私たちが望んでいた改善点を備えて新たに登場した。Retinaディスプレイを備え、さらに魅力的になった。

より速く、より特徴も多く増え、より洒落たデザインになった。新しいiPad miniは、望まれていた全てを備えている。タブレットが備えるべき特徴を全てクリアしている。

しかしアップルらしいと言えるが、価格が高い。昨年のそれはまだバジェット版タブレットと言えたかもしれないが、今回はその路線ではない。

The Vergeは、Airを買おうとminiを買おうと、どちらにしても何も失うものはないとの見解。

新iPadsについては、誰もが本能的な反応を示していると見受けられる。miniの携帯性と小さなサイズが好きという人もいれば、Airの大きなスクリーンを評価する人もいる。値段を気にする人、重量を気にする人、スクリーンを気にする人、各人それぞれだ。

全ての人々に言いたいが、買って損なしと言いたい。いかなる理由からであれ、新iPadは、買って失うものがない。私は個人的に、miniを買うつもりだ。鞄に入れて持ち歩きやすいし、混雑した地下鉄の中でも使いたいと思っているからだ。miniはデザインが非常に美しく、手に持っても馴染みが良いので、あなたはスクリーンを見続けてしまうことだろう。Airも携帯性にすぐれ、使いやすいので、それを放置できなくなるだろう。miniはAirの小型版というだけで、他の点でAirに劣るところはない。Airがどうしても合わない、安い方がいいという人は、miniを選べばよい。

Wiredは、アップルがiPad mini Retinaディスプレイモデルの発売を遅延させたことを指摘しつつも、それは待つ甲斐のあるものと述べています。

iPad mini Retinaディスプレイモデルは、多くの人々に待たれていた。第1世代iPad miniは素晴らしい製品だった。アップルが初めて小型タブレット市場に投じた製品で、サイズは通例7インチサイズのところに、少し大きめの7.9インチ。バッテリー寿命も向上させた。しかし1024×768というディスプレイ解像度は、RetinaディスプレイのiPhoneやフルサイズiPadと並べた場合、またHDスクリーンを備える多くのアンドロイドタブレットがひしめく中、かなり残念な仕様だった。

しかし新しいiPad miniは、私たちの期待にアップルが応えた製品に仕上がっている。素晴らしいデザイン、高解像度ディスプレイ、きめ細かいピクセル、追随を許さない高性能。これこそ昨年デビューすべき小型iPadだ。登場が遅れたとはいえ、かつてないレベルに達した製品だ。

iPad mini Retinaディスプレイモデル、ほぼパーフェクトとの高評価ですが、価格だけがネックのようですね。

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