
次世代iPad miniのディスプレイ生産に、3社が供給に関与するとの噂が浮上中。LGディスプレイとシャープの参与はすでに確実で、台湾のAU Optronics(AUO)がその中に入ることを希望中という状況です。米国のApple Insiderが伝えています。
噂の出処は17日のDigiTimes。同メディアの報道は外すこともあるので注意が必要ですが、これによると、アップル次世代iPad miniの発表は、今年第3四半期後半か第4四半期とのこと。これは以前の噂と符号しており、またアップルのティム・クックCEOが今秋まで新製品のデビューはないと述べたコメントとも一致します。
17日の報道は主にAUOに関するもので、同社は伝えられるところによると、iPad miniのディスプレイパネル生産において「問題に直面」しており、本当にアップルへのサプライヤーという地位を保つことができるのか今のところ不明とのことです。
同報道は、いつものことながら、台湾のサプライチェーン筋というやや信憑性に欠ける情報源をもとにし、AUOがiPad miniパネルのサプライヤー候補として残ることは「期待できない」としています。しかしAUOは審査目的で、アップルに対して次期iPad mini向けパネルを提出したと言われています。
AUOはアップルの承認を待たねばなりませんが、LGディスプレイとシャープはすでにパネルサプライヤーとして承認されている模様です。また次期iPad miniの高解像度Retinaディスプレイについて、同報道は一切触れていません。
アップルは第2世代iPad miniの準備として、現行モデルの生産を縮小する見通しで、これにより、AUOによるパネルの出荷も今後は減少していくと思われます。