米国のNPDディスプレイサーチによれば、グーグルは今年の第2四半期に改良版のNexus7を発売し、高解像度の7インチサイズ、フォームファクター・タブレット市場でアップルに挑戦するとみられます。一方のアップルは、Retinaディスプレイ搭載の次世代iPadを今年の第3四半期末か第4四半期ごろに発売するとみられています。AppleInsiderのレポートです。
NPDのアナリスト、ポール・セメンザ氏が15日(米国時間)に米国のCNETに語ったところによれば、サプライチェーンのデータなどから「いわゆる" iPad mini 2"が手に入るのはおそらく今年の第3四半期か第4四半期になるはず」とのこと。セメンザ氏の予測はこの1月にKGIのアナリスト、ミンチー・クオ氏が「Retina搭載の小型のiPadは第3四半期半ばごろ発売されるだろう」と述べた予測とほぼ一致します。
製品のスペック関しては、iPad mini 2には2048×1536ピクセルのディスプレイ解像度が採用されるとのことです。この数値は「Retinaでは典型的なステップアップ」で、これまでも様々な噂で聞かれています。7.9インチサイズのままこの解像度を採用した場合、スクリーンの画素密度は324ppiになり、iPhone 5の326ppiとほぼ等しくなります。ちなみに現行のiPad miniは、解像度が1024×768ピクセルで画素密度は163ppiです。
またセメンザ氏は、アジアの部品サプライヤのデータを挙げて、グーグルがNexus 7の次のデバイスの準備を始めている、とも話しています。次期製品は、スクリーンの解像度が1920×1200ピクセルとなり、アップルのRetinaクラスの画素密度323ppiに並ぶとみられるとのことです。
彼の言葉が正しければ、グーグルは今年第2四半期にアップグレードしたNexux 7を発売し、一方のアップルは次世代iPad miniを今年後半に発売することになります。これは、グーグルがNexus 7をiPad miniより2か月以上前に発売した、2012年のタイムラインとほぼ並びます。