本文に広告を含む場合があります。

iPad mini2の製造コストはRetinaディスプレイ採用により30%アップ?

著者情報

もしアップルが次世代iPad miniの解像度を上げると、1台あたり$12の追加コストがかかるかもしれないとするレポートが報告されています。となると、以前に市場調査会社iSuppliが行った試算を基にすれば、iPad miniを組み立てるのに要する製造コストは1台あたり$200を越えてしまいます。以下はPhoneArenaのレポートです。

Retinaディスプレイでは、1インチあたりのドット数(DPI)がより多く必要となり、ブラックライトモジュールの輝度もより高い水準が求められます。さらにより多くのLEDが必要です。こうした変更点を合わせていけば、Retinaディスプレイ版のiPad miniを組み上げるための製造コストが3割引き上げられる可能性があります。iPad miniは、これまで解像度の低さが弱点だとされてきました。問題の解像度は1024×768ピクセルで、ピクセル密度は162ppiというかなり貧弱な数値です。

今年の年頭のタブレット市場におけるアップルのシェアは、2012年第4四半期の70%から44%へと急落しています。市場には、$199のGoogle Nexus 7 16GBモデルなど、より低価格のAndroidタブレットが氾濫しています。このGoogleのタブレット製品は、ピクセル密度216ppiの7インチ画面を搭載していますが、さらに、価格は据え置きでFHDパネル(フルHD液晶パネル)に換装したモデルが今後追加されるだろうという声もあります。

それが本当ならば、アップルに対するさらなるプレッシャーとなり、同社はiPad miniの画面を更新せざるを得なくなるでしょう。さらなる競合機として噂されているのが、サムソンのタブレットGalaxy Note 8.0です。この8インチのタブレットはSペンを採用し、サムスンのスマートフォンGalaxy Note IIに搭載されているものと共通の機能(マルチウィンドウやスマートステイなど)を数多く備えています。スマートステイとは、フロントカメラを使ってユーザーがまだ起きているかどうかを検知する機能で、もしユーザーが寝ていると判断したら、画面もスリープ状態に入ります。

市場ウォッチャーと呼ばれる人々の予測では、今年出荷されるタブレットは1800万台から2400万台にも達し、うち45%~60%は7インチ市場の製品になるだろうとのことです。

関連記事

最新情報



上へ戻る