auからMNP転出で他社に乗り換える際の手順と注意点
auから他キャリアまたは格安SIMにスムーズに乗り換えができるように、MNP転出の手順と注意点を解説します。
auからMNP転出する流れ
1. auからMNP予約番号を取得する。転出先がMNPワンストップ対応で、かつオンラインで回線契約する場合、MNP予約番号は不要。
2. 転出先の携帯会社に申し込む。MNPワンストップ方式ではない場合、MNP予約番号、MNP予約番号の有効期限の入力が必要。
3.auのSIMロックがかかっている場合、My auにアクセスしてSIMロック解除手続きをする。手続きはauが解約になった後でも可能。
4. ウェブサイトから乗り換え先に申し込んだ場合、商品が手元に届いたら切り替え手続きをする。auのSIMが不通になった時点でauは解約となる。
MNPにかかる費用
auでかかる費用
以前MNPで他社に乗り換える際、MNP転出手数料と場合によっては契約解除料を支払う必要がありましたが、MNP転出料は2021年4月に、契約解除料についても2022年3月31日をもって廃止になりました。
分割支払金の残額
スマホなどの端末の分割支払金が残っている場合、当然ですが残額を支払わなければなりません。残額の支払いは分割のまま支払いを継続するか、一括で精算するかを選択できます。ただし、毎月割等の割引は前月利用分をもって終了します。
解約月の利用料金
月の途中でMNP転出した場合、加入プランにもよりますが、基本的に当月の利用料金は日割り計算はされず全額請求となります。従って、月初めよりも月末に転出するほうがオトクです。
転出先の携帯会社でかかる費用
携帯各社の事務手数料
以前は多くの携帯会社が新規契約時に事務手数料を徴収していましたが、今ではオンラインで申し込む場合に限り、手数料は発生しないことが一般的になりました。一方、店頭で申し込みをする場合、3,850円の手数料がかかることが一般的です。
・ソフトバンク:オンラインは無料、店頭は3,850円
・ドコモ:オンラインは無料、店頭は3,850円
・楽天モバイル:オンライン店頭ともに無料
・UQモバイル:3,850円
・ワイモバイル:オンラインは無料、店頭は3,850円
MNPワンストップ対応ならMNP予約番号は不要
KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、日本通信、mineoはMNP予約番号無しでMNP手続きができる「MNPワンストップ」を導入しています。これらの事業者間でMNPによる乗り換えを行う場合、MNP予約番号は必要ありません。新たに契約する事業者のウェブサイトから回線契約の申し込みをするだけで、移転元の解約、移転先の契約を完結できます。
ただし、MNPワンストップに対応していないMVNOに乗り換える場合や、MNPワンストップに対応していても店頭でMNP手続きをする場合は、引き続きMNP予約番号の取得が必要です。
MNPワンストップに対応している事業者の最新情報は総務省のウェブサイトで確認できます。
MNP予約番号を取得する
MNPワンストップ非対応の携帯会社に乗り換える際やオフラインでMNP手続きをする場合、転出元のauから「MNP予約番号」を取得する必要があります。取得費用はかかりません。取得方法は電話、ウェブ(my auまたはEZweb)、auショップ / トヨタ au取扱店の3通りです。
● 電話による問い合わせ窓口
一般電話・au携帯電話から:0077-75470 (無料)
受付時間:9時~20時
上記番号に電話をかけ、自動音声案内に従い操作を進めると、オペレーターの方に転送されます。MNP予約番号を取得したい旨を伝えると、解約に関する説明があります。契約解除料などの解約に伴う費用の詳細も教えてくれます。
MNP予約番号は口頭でも教えてくれますが、電話を切った後、SMSでMNP予約番号と有効期限が記載されたメッセージが届きます。
● My auからの手続き方法
1. My auにアクセスする
2. 画面上部「スマートフォン・携帯電話」を選択
3. ご契約内容/手続き
4. お問い合わせ/お手続き
5. MNPご予約
● EZwebからの手続き方法
1. EZwebボタン
2. トップメニューまたはauポータル トップ
3. My au
4. 申し込む / 変更する
5. au 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)
MNP予約番号を取得した後でもauのSIMはこれまで通り使えます。転出先の携帯会社にMNPで申し込み、その会社が発行するSIMで電話番号が使えるようになった時点で、auは自動的に解約となります。
MNP予約番号は、取得しただけでは特に影響を及ぼしません。もし、MNP予約番号を取得後に気が変わりMNP転出をやめたとしても、なにか手続きが必要になることはありません。
MNP予約番号の有効期限はauに限らず15日です。この期間を過ぎると、予約番号は無効になるため、再度取得しなければなりません。さらに、転出先の携帯会社にウェブサイトから申し込む場合、予約番号の有効期限が10日ほど残っている必要があります(携帯会社により日数は異なる)。
従って、auからMNP予約番号を取得するタイミングは、可能な限り転出先の会社に申し込む直前が良いです。なお、最新版iPhoneの発売直後など、購入前に商品を予約する必要がある場合、予約手続きでMNP予約番号が必要になることはありません。在庫が確保され、本契約をする際にMNP予約番号が必要となります。
SIMロック解除について
SIMロック解除の手続きは、オンラインのMy auまたはauショップで受け付けています。auを解約した後でも手続きは可能です。ただし、auショップで手続きを行うと手数料3,850円がかかるので、my auから手続きすることをおススメします。
au Pay残高、Pontaポイントについて
auを解約しても、au Pay残高、Pontaポイント、Pontaポイント(au PAY マーケット限定)、au WALLET ポイントは引き続き利用できます。
転出先の携帯会社に申し込む
乗り換え先の携帯電話会社に申し込みをします。
参考までに、左図はahamoの乗り換え(MNP)手続きの画面です。「MNP予約番号の取得状況の確認」の項目で「まだ取得していない」を選択して「利用しているキャリアの選択」で「au」を選択すると、auのログインページに飛びます(MNPワンストップ方式で手続きをするためMNP予約番号の取得は不要)。
ログイン後、注意事項などをいくつか確認してからMNPの申し込みをします。申し込みが完了すると再度ahamoのサイトに戻るので、回線契約の申し込み手続きを進めてください。
商品到着後の切り替え方法
ウェブサイトからMNPで他社に申し込んだ場合、通常、商品到着後に切り替え(開通)手続きをする必要があります。自動で切り替わる場合もありますが、電話またはウェブから手続きを行うのが一般的です。以下の記事で、筆者が実際にMNPで乗り換えた際の手順を解説しているので、参考にしてください。
MNP手順
開通手続きと初期設定
⇒ UQモバイルの初期設定とSIMカードが届いたらすべきこと
⇒ ワイモバイルの初期設定:APN、切り替え、My Y!mobile登録
eSIMの設定手順
povo、楽天モバイル、ワイモバイル、LINEMO、ドコモ、ソフトバンク、IIJmioのeSIMの設定手順をそれぞれの記事で解説しています。
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