iPhone XSイベントでアップルが発表したこと まとめ

アップルは日本時間の13日未明、カリフォルニア州クパチーノの本社で。新製品発表イベントを開催しました。イベントの主役はもちろんiPhoneですが、そのほかにも様々な発表がありました。
Apple Watch Series 4
最初に発表されたのはApple Watch Series 4。2015年にApple Watchが登場して以来となる大幅なデザイン変更がほどこされました。サイズは従来と同様に2種類ですが、スクリーンのサイズが小さいモデルで35%、大きいモデルで32%大型化し、厚みもやや薄くなりました。転倒検知、心電図測定、ガイド付きの呼吸アプリケーションなど、健康に特化した機能が多数搭載されています。
注目すべき点は新しい「S4」チップ。デュアルコア64ビットのプロセッサで、これまでと比べて処理速度が2倍になります。
その他、機能向上したアクティビティトラッカー、ワークアウトの自動検出など、17日からリリースされる新しいwatchOS 5で使用できる新機能が多数紹介されました。
価格は、GPSモデルは45,800円から、GPS+CELLULARモデルは56,800円から(ともに税別)。予約注文は14日、発売は21日からそれぞれ開始されます。
iPhone XS / XS Max / XR
次にお披露目されたのは本日の主役、5.8インチのiPhone XSと6.5インチのiPhone XS Max。デザインは昨年のiPhone Xからほとんど変わりませんが、Sモデルらしいマイナーチェンジが多数ほどこされています。XS Maxは、市販されているスマートフォンの中で最大のディスプレイサイズかつ最高の解像度をもつ製品となります。
XSモデルは、これまで一部のiPadにのみ搭載されていた、eSIMを採用したデュアルSIM機能に対応しています(中国向けモデルのみ物理的な2つのSIMスロットを採用)。プロセッサは、アップル初の7ナノメーターチップ「A12」を搭載し、グラフィック性能が50%向上。また8コアのNeural Engineを搭載して、機械学習機能も大幅に向上します。
続いて廉価版のiPhone XRが登場。ディスプレイには液晶のLiquid Retina、リアカメラにはシングルレンズが採用されています。
価格はXSが112,800円から、XS Max が124,800円から。予約注文は14日、発売は21日から開始です。一方、XRは価格は84,800円から。予約注文は10月19日、発売は10月26日から開始されます(すべて税別)。
■iOS 12は9月18日にリリース
6月のWWDCでベータ版が公開されたiOS 12は、18日から一般リリースが開始されます。
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HomePod
スマートスピーカーのHomePodに新たに電話機能が追加されました。Siriを介して、特定の番号やアドレス帳の番号に電話をかけることが可能になります。そのほか、スペイン語に対応し、複数のタイマー設定が可能になり、歌詞を聞いて曲を検索することもできるようになります。
Apple TV、macOS
6月にベータ版が公開されたiOS 12、watchOS 5、tvOS 12はすべて18日から一般にリリースされますが、同時期に公開されたmacOS Mojaveのみ24日からのリリースとなります。
従来の製品
iPhone 7とiPhone 8はそれぞれ約1万円値下げされます。iPhone SEとiPhone 6sは廃版となり、イヤホンジャック付きのiPhoneは姿を消します。同時にiPhone Xの販売も終了します。
Apple Watch Series 3は、基本価格が36,800円から31,800円へ値下げ(税別)。Series 1の販売は終了します。
⇒ VentureBeat
