アップルの製品についてこれまでも虚実さまざまの情報を提供してきた台湾のIT系メディアDigiTimesは20日(現地時間)、次世代iPhoneの部品出荷が5月末から始まると伝えています。iPhone 5Sと呼ばれるであろうこの次世代iPhoneは、今のところ今年第3四半期にリリースされる製品にラインナップされるとみられています。米国のDigitalTrendが伝えております。
Digitimesは「川上のサプライチェーン」の関係筋の言葉として、「iPhone 5Sには大きなアップグレードはなくiPhone 5からわずかに機能強化した製品になるだろう」と伝え、「高画素のカメラモジュールと高性能プロセッサを搭載すると予想される」とも伝えています。
この情報は、今月初めにKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が予測した「5Sは高速プロセッサと改良版カメラセンサー、さらに低光量の撮影時にホワイトバランスを改善する「スマートフラッシュ」を搭載する」という意見と一致します。クオ氏はiPhoneのセキュリティを強化する指紋認証センサーについても言及していましたが、DigiTimesではこの機能については触れられていません。
ここ数か月間のその他の報道をみると、NFC技術の搭載や豊富なカラーバリエーションの採用などが取り沙汰されています。
もし、より大きな画面でより薄型化したiPhoneに興味があるのなら、iPhone 6を待つべきかもしれません。アップルがiPhone 5Sを今年中にリリースすることは大方が予測していますが、それが事実としても、発売日はまだ定かではありません。