2012年 スマートフォンのトレンド、トップ10
昨今の技術の進化には目を瞠るものがあり、マイクロチップはどんどん微細化し、PCの性能もますます向上しています。米国のInternational Business Timesは、2012年のスマートフォンのトレンドに関して、高速化や低価格化だけでなく、注目すべき10の項目を挙げております。
現状、未だすべての電子機器がマイクロチップを備えるまでには至っていませんが、間違いなく一年前よりも事態は進行しています。モバイルフォンはますますポケットPC化しつつあり、モビリティー（機動性、移動度）は2012年の最大のトレンドと言えましょう。
軽くて小さいタブレットPCを持っている人は、ラップトップPCを持ち歩くことに疑問を感じるようになっています。PCで何をするかにもよりますが、スマートフォンだけで事が済むようになり、ラップトップは全く必要ないことも多くなっています。
また、特に注目すべきトレンドは、スマートフォンがデジカメの売上に与えている影響です。もはや人々はカメラを所持せず、スマートフォンのカメラで写真を撮るようになっているのです。携帯のカメラが通常のカメラに太刀打ちできるとは誰も考えていなかったわけですが、実際問題として趨勢はそちらに流れています。
では、2012年のスマートフォンのトレンド「トップ10」を見てみましょう。
1. クラウドサービスクラウドを元にしたサービスの人気は日増しに高まりつつあります。実用的で安価、また大変役立つというのがその理由です。ビジネス情報などクラウド保存に向かないものも中にはありますが、個人使用するぶんには、コンテンツの多くがクラウドに保存されるようになるでしょう。
2. 位置情報を元にしたアプリ自分の居場所が丸分かり？という部分はひとまず置くとして、位置情報を元にしたアプリは人気を集めています。今後、サービス自体もさらに拡充されるでしょう。
3. ゲーム化（Gamification）ある課題をゲームにすること、またゲームという観点から課題を見ること、これをゲーム化と呼びます。今やゲームを知らない人はおらず、周知度の高さは明らかです。2012年は、ウェブにせよアプリにせよ、ゲーム化を取り入れるものが増えてくるでしょう。
4. モバイル検索ネット検索してから自宅を出る習慣が、出てから途中で検索する習慣に取って代わられつつあります。QRコードはまだ広がり始めたばかりですが、今後はありふれたものになるでしょう（日本ではすでになっていますが）。家電販売店にしても、お客さんが店に来て、それから在庫確認しネットで最安値を探すのに、もうウンザリしています。2012年の休暇の買い物シーズンは、特にこの点で変化が見られそうです。
5. 4G米国の携帯大手3社は、4Gネットワークを展開中です。2012年は、超高速のアップロードとダウンロードを、数百万の人々が経験できるようになります。
6. タッチスクリーンタッチスクリーンの使いやすさと機能性は、きわめて魅力的なものです。たった指一本でパワフルな操作性が可能となってしまうユニークな経験に、人々は強く惹き付けられています。これから多くのデバイスがタッチスクリーンを備えるようになり、よりクールで美しいものになっていくでしょう。
7. ソーシャルネットワークFacebookを通じて、どこで外食するか、何を買うか、休暇はどこに行くかについて、友人らと連絡し合うようになっています。Facebookは人々に、一つの有意義な世界を提供しています。しかし言うまでもなく、TwitterやTumblrのような他のネットワークも成長しています。2012年に何が起こるにせよ、あなたはそれについて、これらオンラインの世界で知ることになるでしょう。
8. モバイルビデオ／カメラ性能向上モバイルフォンのカメラは2011年、大きく飛躍しました。この傾向は2012年も続きます。イメージセンサーとレンズの性能は向上し、さらに洗練されたものとなります。2012年は、スマートフォンのビデオカメラの性能が急速に向上し、単体ビデオカメラ衰退の年となるかもしれません。
9. アプリの統合2011年は、アンドロイド、iOS、ウィンドウズフォンの全てが、アプリをそのシステム内に統合しようと動いた年でした。これは2012年も続きます。電子化されたコーヒーメーカーに、コーヒーを淹れさせるようなアプリが続々と登場するでしょう。
10. モバイル支払いGoogle Walletやそれとよく似たアプリが、スマートフォンをクレジットカード代わりにしてくれます。スマートフォンを売店の支払い機にかざすだけで、レシートを受け取ることができ、あまり現金の必要もなくなることでしょう。すでに日本には、おサイフケータイがありますね。
以上が、International Business Timesが紹介する2012年のスマートフォンのトレンド「トップ10」でした。日本のトレンドの方が進んでいる部分もあり、ちょっと嬉しいような意外の感もありましたが、あなたはどうお考えでしょうか。
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