Google 音声アシスタント機能「Majel」開発中、Apple「Siri」に対抗
Googleのエリック・シュミットCEOは最近、アップルの音声アシスタント機能「Siri」を「目覚しい進歩」と評し、サーチエンジンという同社のコアビジネスにとって脅威の存在だと述べました。
そんな危機意識もあってか、米国のCNET NEWSによると、Googleは近日中に、自然言語の指示に反応する音声アシスタント機能をもつアンドロイド向けデバイスをリリースするとのことです。コードネームは「マジェル(Majel)」。米テレビ番組『スタートレック』出演の女優の名前マジェル・バーレット・ロデンベリーに由来するものだそうです。早ければ、来年2012年の1月か2月に発表される模様です。
この情報が正しいとすれば、マジェルは現行のアンドロイドの音声アクション系アプリの進化版になると見られており、 電話、Eメール、インターネット検索、方向案内などが音声によって可能となります。しかし現行のものですと、音声アクションは予めセットされた指示に従うだけで、Siriのような自然なものではありません。残念ながら詳細は、現時点まだ不明です。Googleは、CNETの問い合わせにもノーコメントを貫いているようです。
しかしある筋によると、エンジニアらがマジェル発表に向け相当の努力をしており、最初のリリースでGoogleのサーチ機能が使用できるとされています。Googleの「極秘」研究所Google X(未来的なアイディアを現実のものにするよう設計されている)にて開発が進んでいるようです。
マジェルはまた、GoogleのPhonetic Arts(セガ等のゲームメーカーに音声合成技術を提供している)買収のおかげで、より人間らしい音声で話すものと期待されています。そうなると、マジェルはSiri同様に人と会話をすることができるでしょう。複数の開発者が、Siriに対抗するアンドロイド系のデバイスを開発しようと躍起ですが、今のところGoogleからは目立ったものが出ておりませんので、期待されるところですね。
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