サムスン「Galaxy S3」発表、スペック詳細
サムスンは3日（日本時間4日）、待望のGalaxy SⅢを発表しました。同社旗艦モデルの最新機種です。スペックは、1.4ギガヘルツのクアッドコアプロセッサー、4.8インチHDスーパーAMOLEDスクリーン、オペレーティングシステム（OS）はGoogleのアンドロイド4.0 Ice Cream Sandwich。
Galaxy SⅢが、今月終盤にかけてのセールス面において、アップルのiPhone 4Sの最強の好敵手となることは明らか。スマートフォン市場は現在、アップルとサムスンという二社が他社すべてを圧倒している状況です。前四半期だけでも、サムスンは正確な販売台数を公表してませんが、アップルは3510万台のiPhoneを売り上げました。
新しいGalaxy SⅢは、クアッドコア1.4メガヘルツ・サムスンExynosプロセッサーと１ギガバイトのRAM。iPhone 4Sは、A5プロセッサーと512メガバイトのRAM。Galaxy SⅢの内部記憶容量は、iPhone 4Sと同様、16、32、64ギガバイト。
4.8インチのディスプレイを備えるGalaxy SⅢは、3.5インチのアップルiPhoneより、大きさが際立っています。ディスプレイの大きさに合わせて本体自体もやや大きく、136.6×70.6ミリメートル。やはり115.2×58.6のiPhone 4Sよりも大きいです。しかしGalaxy SⅢは、iPhone 4Sよりも若干薄型で、8.6ミリメートル。iPhone 4Sは、9.3ミリメートル。
Galaxy SⅢは、他のサムスン製スマホ同様、同社のカスタムであるTouchWizユーザーインターフェースを備え、これがGoogleアンドロイド4.0.4オペレーティングシステム上にオーバーレイされています。
Galaxy SⅢは英国で3日発表されましたが、それ以前に同機種を手にとってみたというEngadgetによると、Galaxy SⅢは新デザインが目立つというよりも、先行機種と同じ印象を与えるとのこと。サムスンとしては、Galaxy SⅢにおいて、新しいソフトウェアの追加を強調したいところでしょう。例えば、素早くアプリを起動できるジェスチャー機能などです。
同機種に触れたマット・スミス氏は「いったん起動させ、スクリーンをタップしてホールド、本体を水平に回すと、カメラアプリが現れる」とし、「同じく、この加速度計（accelerometers）を用いた新しい通話機能があり、電話本体を耳に当てるだけで、自分がディスプレイに表示させた相手に電話がかかる」と述べています。
他に新しい追加として「Smart Stay」があり、これは正面ディスプレイのオンとオフを、顔がスクリーンに向いているかどうかを基に切り替えるという機能です。「Smart Alert」という機能は、電話を手に取ると、内蔵の加速度計が反応し、不在着信やお知らせをディスプレイに表示します。
「S Voice」はGalaxy SⅢとの音声によるインターラクション。サムスンによると、ユーザーは音声による指示で、ハンドセットのアンロック、音楽プレーヤーと写真撮影の操作が可能とのこと。しかしこの機能は、3日の段階ではデモンストレーションされることはありませんでした。
Galaxy SⅢのスローガンは、「人間志向のデザイン (designed for humans) 」。またデバイスのソフトウェア面を重視して、より使いやすく機能的であることを目指すとしています。
とうとう出ましたGalaxy SⅢ。iPhone 5がいまだ不在の中、iPhone 4Sにとって最大のライバル登場です。市場はどう動くのでしょうか…。
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