アップル iPhone 6とiWatchの製造に過去最高額を支出
カナダの投資銀行RBCキャピタルマーケッツのアナリスト、アミット・ダリヤナニ氏は、25日に発行した投資家向け書簡の中で、アップルが4-6月期に支出した製造コストが前年比18.5%増の154億ドル(約1兆6,000億円)と、過去最高額を記録したと述べました。
アップルはさらに、機械設備、固定資産、広告、研究開発などその他の債務に、前年比300%増となる56億ドル(約5,800億円)を支出する見込み。研究開発費は昨年同時期の4億2500万ドル(約400億円)から16億ドル(1600億円)へと跳ね上がり、機械設備の支出も急騰しています。
ダリヤナニ氏は、アップルがこの時期にこれだけ多額の設備投資を行うのは、秋に次世代iPhoneだけではなく、長く待ち望まれている「iWatch」の発表をも控えているからだと予測しています。アップルは、9月9日にiPhone 6の発表イベントを行うと見込まれていますが、10月にも、同社初のウェアラブルデバイスを発表するイベントを開催するのではと噂されています。
また6月四半期末にアップルが保有していた現金は、合計1,645億ドル(約17兆1000億円)で、うち1,377億ドル(約14兆3千億円)は海外、286億ドル(約2兆9,700億円)は国内で保有していたとのこと。現金残高は前年比で12%の増加です。
2014年度のアップルの設備投資額は合計110億ドル(約1兆1400億円)。新しい小売店の建設や既存店の改装に5億ドル(約520億円)、生産用機械やその他の設備に105億ドル(約1兆9百億円)を支出するとみられています。
via - Apple Insider