アップル、iPhone 6のリーク情報許さん! 中国当局に取締りを要請
これまで現れたiPhone 6に関するリーク、たとえばモックアップやケースデザインの画像、詳細なスペックといった情報は、その多くが中国やアジアの国々から漏れてきたものでした。アップルの事情通として知られるオーストラリア在住のソニー・ディクソン氏は、アップルと中国当局がセキュリティ強化に乗り出したため、今後はこのようなリークが枯渇する可能性があると伝えています。米国MacRumorsのレポートです。
4.7インチ版iPhone 6とされる背面ケース(緑の保護フィルム付)
ディクソン氏は29日(現地時間)、自身のツイッターで、アップルがiPhone 6の情報のリークを抑制するため中国当局と協力し、当局はiPhone 6向けのアクセサリーを販売する商人を取り締まるため約200人を雇用した、と伝えました。
事実:アップルはi6のリークをもくろむ人を捕まえるよう中国当局に要請した。
i6のアクセサリーを販売しようとする人を捕まえるため約200人のセキュリティ担当官が雇用された。
アップルは秘密主義の企業として知られています。ティム・クック氏はCEOの任に就いた直後、新製品の情報に関する秘密性を従来の倍にしていくと約束しました。アップルの従業員に対しては「正しい行いをする」ことを再認識させることで、情報リークに対する適切な統制を図れているようですが、その効力はアジアのサプライヤまでは及んでいません。
海外のサプライヤはアップルの未発表製品の秘密に通じていますが、情報漏えいを思いとどまらせる厳しい監視体制に欠けているため、このような連携不足がしばしば発生しているようです。