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2017年の市場シェア、Windows PhoneはiPhoneを超える?

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2017年までにWindows Phoneが、iPhoneを超えるというレポートがあります。現時点では想像しがたいことですが、十分にありえる話のようです。米国のComputer Worldが伝えております。

調査会社Canalysのレポートによると、2017年のiPhone市場シェアは14.1%、Windows Phoneは僅差の12.7%。昨年2012年のiPhoneシェアは19.5%、Windows Phoneは2.4%。他方、アンドロイドのシェアは2012年で67.7%、2017年は67.1%と予測されており、その優勢は今後も続くと見られています。

Windows Phoneについては、今後、低予算スマホ市場に食い込んでいくため、かなりの伸びを示し、他方、iPhoneはそのプレミアムな高価格のせいで市場シェアを失うのではないか、というのがCanalysの見方です。

Canalysのアナリストであるジェシカ・クウィー氏によると:
「スマートフォン需要の勢力はローエンド市場から来ているので、プレミアム価格帯を狙うアップルの成長は削がれるかもしれない。アップルは低価格セグメントにおいて存在感がない」

Windows Phoneが急成長していることに関して、クウィー氏によると:
「マイクロソフトのプラットフォームの大きさは、その成功の要だ。Huawaiやノキアを取り込んで、Windows Phone製品を低価格で生産している」

CanalysはノキアのLumiaラインの成功について、短期間で急成長を遂げたと評価。しかし長期的には、中国のメーカーがWindows Phoneの救世主となるだろうと、クウィー氏。

「長期的には、中国のサプライヤーこそ、韓国サムスンの市場優位を崩す位置にある。マイクロソフトはすでに、スマホ分野でHuaweiやZTEと提携しており、PC分野ではLenovoと主体的なパートナー関係にある。これらの提携先は、マイクロソフトがシェアを拡大する上で必要な布石だ」

マイクロソフトの提携先はどこも、安価なWindows Phoneデバイスを生産しています。しかしハイテク関連のメディアは、低価格帯スマホの報道を滅多にしません。その理由は、高速プロセッサーがない、高解像度ではない、カメラ性能が良くないと言ったものです。しかし、大きな成長が見込めるのは、ローエンド市場です。Canalysの主任アナリストであるクリス・ジョーンズ氏はこう説明します:

「スマホの部品価格は下落を続けている。よってメーカーは安価で、かなりレベルの高いスマホ体験を提供できるようになっている。つまりこのことは、携帯電話(ガラケー)が絶滅するということを意味している」

Windows Phoneはスマホ初心者に人気です。誰もが予算を気にしているからです。またCanalysによると、ガラケーユーザーは今後数年、スマホ市場に押し寄せる勢力です。またKantar Worldpanel ComTechのアナリストであるマリー=アン・パルラト氏は以下のように述べています:

「Windowsの強みは、スマホ初心者を惹きつける能力だ。特にガラケーからのアップグレード組に強い。昨年Windows Phoneスマホに乗り換えた人のうち、52%がガラケーの所有者。米国の市場の半分以上がガラケー所有者で、その多くが今後数年内にスマホにアップグレードする見込みが高く、これはWindows Phoneブランドの更なる成長につながるだろう」

Windows Phoneは2017年までに、iPhoneの圏内に入るでしょう。予想もしないことが起こる可能性があります。Windows PhoneがiPhoneの売上を超える?しかしアップルには、廉価版iPhoneの噂もあり、まだ分かりません。アップルは、ローエンド市場に興味がないようでもあります。プレミアムなブランドとして、プレミアムな価格を維持する見込みです。

というわけで、Windows Phoneがいずれ、スーパーマンのiPhoneを超える可能性は否定できないということです。

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