ソフトバンク、iPhoneの通信環境を7月25日に一気に改善させると宣言

先月29日に総務省から900MHz帯を新規に割り当てられたソフトバンクですが、孫社長は今月1日の記者会見で、900MHz帯を使用した通信サービスを7月25日から開始すると発表しました。そして、必ずしも好評とはいえないiPhoneの通信環境について、「7月25日に一気に改善させる」と宣言。

「つながるiPhone」をことさら強調してきたauの優位性を一気に崩しにかかるようです。

以下は孫社長のコメントです(日本経済新聞から抜粋)。
「プラチナバンドの900MHz帯をもらった以上、もう言い訳はできない。電波がつながらないというユーザーからの苦情を、Twitterで毎日のように嫌と言うほどいただいている。当社回線の解約理由の1位も『電波が悪い』だ。十分認識しているし、悔しいという思いもある。これがもし解決するならば、当社の純増はもっと勢いよく伸びるはず。『どこでもつながるソフトバンク』というキャッチフレーズが最も似合う通信会社になるように、一刻も早く整備を進めていきたい」

さて、孫社長が渇望してきたこのプラチナバンドと呼ばれる900MHz帯の電波とはいったい何なのでしょうか。

日経トレンディによると、900MHz帯は、現在主流の3G携帯電話で使われている2GHz帯と比べ周波数が低いのが特徴で、これが携帯電話事業者にとって重要なポイントになるそうです。

低い周波数の電波は、障害物の裏側にも回りこみやすく、広範囲に広がりやすい性質を持っています。従って、都心部のビルが密集しているところなどでは、電波がより届くようになり、地方では、水分を含む森林により減衰していた電波が900MHz帯により減衰しにくくなり、遠方の住宅まで届くようになるとのことです。

まあ、実際に7月25日を迎えてみないと何ともいえないところはありますが、ソフトバンクは2012年の12月までに900MHz帯対応の基地局16,000局、そして、2016年12月までには41,000局を開設する計画だそうです。


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