iPhone 5の充電コストは年間で約0.41ドル
エネルギーの効率化を促進するOpowerは27日、iPhone 5の充電に必要な年間のエネルギーコストがほんの0.41ドル(約32円)であるとする調査結果を発表しました。ユーザー個々人の実際のコストは使用方法や居住地域の電力料金により異なりますが、Opowerの試算によれば、米国内で毎日1回フル充電したとすると、キロワットあたり平均11.8セント(約9円)かかる計算になるようです。Macrumorsが伝えています。
iPhone 5の使用に必要な1人あたりのエネルギーはこのようにわずかですが、アップルのデバイスが爆発的に普及したいま、それらが集合すれば巨大なエネルギー需要となります。来年、全世界で1億7千万台のiPhone 5が売れるとすると、それらが必要とする電力の量はばかになりません。今後12か月間で販売されるiPhone 5の年間電力消費量の合計は、米国における54,000世帯分の年間電力消費量に相当するとみられています(アイオワ州で2番目に大きな都市、シーダーラピッズの年間消費量にほぼ等しい)。1年間スマートフォンを使用するだけで、です。
にもかかわらず、この調査によると、スマートフォンの使用に必要なエネルギーは他のエンターテイメント機器よりもずっと少ないようです。従来の伝統的なエンターテイメント・ソースからスマートフォンへの転換は、結果的に、エネルギー消費に全体的なメリットをもたらすことが出来ます。
スマートフォンの爆発的普及は家電業界全体の大きなうねりの一部に過ぎませんが、それでもそのエネルギー使用量は家庭全体の使用量の約13％を占めています。この成長は、家電製品やその他デバイスの効率を大幅に向上させると同時に、テレビからゲーム機、パソコンへと、家庭で使われるデバイスの、種類と数の大幅な増加へとつながっています。
