スマホスピードテスト：iPhone5は主要7機種中最下位、トップGalaxy S4と大差
iPhone 5は、市場に出回っている最良のスマートフォンの中で、もっともスピードが遅い...。米消費者団体コンシューマー・ウォッチドッグの調べです。英国のDaily Mailが伝えております。
Geekbenchスピードテストを用いた検証により、アップルiPhone 5は、英国の市場でもっとも人気の高いスマホ7機種中で、処理速度、メモリー速度において最下位。
ゲームをする、写真を編集する、アプリを使うというような、よくあるタスクにおいて、iPhone 5は、サムスンのモデルばかりでなく、Google、ソニー、HTC、Blackberryのようなライバルにも劣る結果となりました。
トップにランクインしたのはサムスンのGalaxy S4。速度において、iPhone 5の約2倍です。これはiPhone 5のファンにとって、衝撃的な結果です。というのも、自分が世界でもっとも売れているトレンディーかつベストな機種を保有していると誤って思い込んでいたのですから...。Geekbenchのスピードテストでは、スコアが高くなればなるほど、デバイスは高速となりますが、Galaxy S4のスコアは3188p、iPhone 5は1664pでした。
プロセッサー速度は重要ですが、そのタイプもしかり。例えばサムスンは1.9GHzクアッドコア、アップルは1.2GHzデュアルコアです。
しかしウォッチドックによると、「プロセッサーが大きくなればなるほど、常にスピードが高速化するわけではない」とのこと。よって実際に同じテストにかけてみる必要がありました。
「各スマホのプロセッサーとメモリーのパフォーマンスを、標準的なスピード検証を元に、比較したことになる」とし、「一般的に言って、フォンが高いGeekbenchスコアを上げれば上げるほど、写真編集、グラフィック過剰のゲーム、複数アプリを使うマルチタスキングなどの性能が良いことになる」と、ウォッチドッグ。さて、Geekbenchのランキングとスコアを見てみましょう。
１. サムスン Galaxy S4 － 3188p
２. HTC One － 2798p
３. ソニー Xperia Z － 2173p
４. Google Nexus 4 － 2134p
５. サムスン Galaxy Note2 － 1950p
６. BlackBerry Z10 － 1698p
７. アップル iPhone 5 16GB － 1664p
HTC Oneが第2位、ソニーXperiaはGoogle Nexus 4を凌いで、第3位にもぐり込んでいます。しかしGoogleはXperiaより200ポンド（約3万円）安いというメリットがあります。
最速のフォンGalaxy S4は最も高価で、SIMフリーバージョンで450ポンド（約67000円）。しかしながらどのモデルも、いずれさらに高速なモデルに取って変わられる運命にあります。
ウォッチドッグは「アップルは今秋、次期iPhoneをより機能向上したプロセッサーを搭載させて発表するだろうことは疑いを入れない。当面スピードにおいては、サムスンGalaxy S4の天下ということだろう」と述べています。
