アップル、500万台のiPhone5をフォックスコンに返品か - 品質基準満たさず
アップルがiPhoneの不良品500万台をフォックスコンに返品したという報道について、Phone Arenaがレポートしています。製造を行ったフォックスコンは、今のところこの報道を否定しているようです。
ことの発端は、China Business Journalがフォックスコン(鴻海精密工業の中国での社名)の匿名人物から得た情報として「アップルがiPhone 5を500万台、フォックスコンに返品した」と報じたことです。故障、またはアップルの外観上の基準を満たさなかったこと(面取り部分のキズなど)がその理由として挙げられています。China Business Journalは、不良品の数が800万台に上る可能性もあると伝えていますが、それ以上の情報は報じていません。
これが正しければ、フォックスコンは修理に10億~16億元(1億6180万~2億5900万ドル)を要するとみられます。フォックスコンのスポークスマンSimon Hsing氏は報道された数字を否定していますが、95%前後とされる工場の歩留まり率については調査を行うと述べています。
アップルは、過去2四半期でiPhone製品を合計7470万台販売しています。iPhone 5だけの数字を見ても、500万台の返品は全体の6.7%にあたり、フォックスコンの95%の歩留まり率にかなり近いです。もちろんこの合計販売台数にはiPhone 5以前の製品も含まれるため、もし上記報道が正しければ、歩留まり率はフォックスコンの主張よりもさらに低くなるとみられます。